科目名 □日本語表現法
担当教員   一ノ瀬 裕     
対象学年   2年   クラス   [167]  
講義室   12105教室   開講学期   前期  
曜日・時限   月1   単位区分   選択  
授業形態     単位数   2  
準備事項    
備考    

講義概要/Class Outline

異なる背景を持つ他人に言葉で何かを伝え、それを正確に理解してもらうことはすべてのコミュニケーションの基本である。しかし、これは容易ではない。情報技術者にとって、専門的な内容を同じ技術者だけでなく一般の人に対しても分かり易く表現して伝えることが出来る能力は、今後ますます重要になってくる。この講義では、卒業論文や研究論文などの執筆を目標にして、正確で分かりやすい日本語文章の表現方法について学ぶ。  

講義計画 /Class Structure

内容
1 概要、日本語の表現(1)
履修の心構え、概要説明、カタカナ語、略語、若者言葉
2 日本語の表現(2)
かかる言葉と受ける言葉、句読点、助詞、段落
3 論文の表現(1)
よく使われる表現、使ってはいけない表現
4 論文の表現(2)
引用、句読点、表記規則
5 論文の形式(1)
3種類の文
6 論文の形式(2)
論文の構成−序論、本論、結び−
7 論文の形式(3)
論文の具体例
8 序論の書き方(1)
序論の役割、背景説明、問題提起
9 序論の書き方(2)
方向付け、全体の予告
10 本論の書き方(1)
本論の役割、論拠提示
11 本論の書き方(2)
結論提示、行動提示
12 結びの書き方
結びの役割、全体のまとめ、評価、展望提示
13 場面別表現、論文の付属要素
図表・調査・実験に関する表現、表題、要旨、参考文献など
14 まとめ
推敲、論文の仕上げ
 

学習・教育目標/Class Target 1.日本語の表現方法に興味を持つ。
2.事実と意見を区別することができる。
3.論文の構成要素とそれらの役割・関連を理解する。
4.論文の作成過程を経験する。
 
評価基準/GradingCriteria 総合点でつぎのように評価する。・秀:90点以上 ・優:80点以上 ・良:70点以上 ・可:60点以上  
評価方法/GradingMethod 期末試験(40点)、論文(18点)、毎回の演習(14点)と課題(28点)により評価する。  
受講上の注意/Class Rules ・ノートPCを持参すること。  ・講義の順番・内容は進捗状況などによって変更することがある。  
受講制限/Prerequisit  
関連する科目/Related Class 情報リテラシー演習(情報リテラシー演習で作成した調査報告書を利用する)  
教科書/Text
著者名 浜田麻里、平尾得子、由井紀久子  
著書名 論文ワークブック  
出版社名 くろしお出版  
ISBNコード 978-4874241271  
指定図書/Assigned Books
著者名 酒井聡樹  
著書名 これからレポート・卒論を書く若者のために  
出版社名 共立出版  
ISBNコード 978-4320005747  
著者名 木下是雄  
著書名 レポートの組み立て方  
出版社名 筑摩学術文庫  
ISBNコード 978-4480081216  
著者名 本多勝一  
著書名 中学生からの作文技術  
出版社名 朝日新聞社  
ISBNコード 978-4022598622  
著者名 木下是雄  
著書名 理科系の作文技術  
出版社名 中公新書  
ISBNコード 978-4121006240  
参考文献/Bibliography
著者名  
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>出版社名  
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